はじめに
来年度(平成28年度)の卒研配属生の募集に関するお知らせです.
生体・脳の情報処理に興味がある学生,知能ロボット・人工知能など知的なシステムを作ってみたい学生,,プログラミングが得意な学生を募集します.やる気がある学生は大歓迎です.
具体的なテーマについては以下を見てください.
配属スケジュール
スケジュールはおおよそ次の通りです.9月の後期ガイダンスにおいて卒研テーマが配布される予定です.その後,9月30日(水)・5限に研究室紹介,10月28日(水)・5限に希望票提出と調整,11月上旬に研究室配属発表となる予定です.ただし,スケジュールは変更があるかもしれませんので,学科からのアナウンスに注意しておきましょう.
希望表の提出前に,研究室ゼミにオブザーバとして参加するか,山根(居室:ヒューマン科棟307号,研究室:ヒューマン科棟101号)や卒研生・研究インターン生と面談して,研究室の雰囲気,研究テーマと自分の興味のマッチングなどを確かめておくことを強く推奨します.
平成28年度の研究テーマ(案)
大テーマ:脳の情報処理の計算論的な解明を目指して研究しています.また,脳型情報処理方式を現実世界の課題に適用してその有用性を示す研究や人支援技術開発も行なっています.
以下に過去のテーマ,現在取り組んでいるテーマなどを挙げておきます.
- 人の視覚システムや記憶について解明する研究
- 視覚運動性手続き記憶に関する研究【H24,25卒研】
- 心的回転(メンタルローテーション)に関する研究
- 人の類推・推論機能を調べる実験
- 脳の計算モデルを構築する研究
- 分散表現と神経力学系に基づく推論・思考のモデル
- 観察角度に依存しない物体認識に関する研究
- 新型ニューラルネットを用いた強化学習に関する研究【H24,26,27卒研】
- 脳型情報処理システムの工学的な応用に向けた研究
- 表面筋電信号を用いた手・腕の運動推定システムの開発【H24,25,26,27卒研】
- 頭皮上脳波を用いたBCIの開発【H25,26,27卒研】
- 自律ロボットを使った実世界推論【H24,25卒研】
- その他(人支援技術開発など)
- モーションキャプチャを使った人支援システム【H24,25卒研】
- まばたきを利用した人支援システム【H25,26卒研】
- 施設設備点検用の自律ロボットの開発【H26卒研】
*基本的に1人1テーマです.
研究に使用できる設備・備品
基本的には1人1台のパソコンとデスクを用意する予定です.その他,研究のために以下のものが自由に利用可能です.
- 移動ロボット(T-frog:i-Cart mini,1セット)
- 小型移動ロボット(スイスK-Team:Khepera III,1セット)
- ロボットアーム(デンソーウェーブ,1台)
- ロボットハンド(自作,1台)
- GPSロボットカー(自作,1セット)
- 小型ヒューマノイドロボットなどセンサ・モータ関係の消耗品
- Arduino・Raspberryなどのマイコン
- 8チャンネル筋電計(追坂電子機器製:P-EMG,1セット)
- ワイヤレス筋電計(追坂電子機器&ロジカルプロダクト製,1セット)
- 簡易脳波計(Emotiv,1セット)
簡易アイトラッカー(Eyetribe,1セット,故障中)- ワイヤレス・モーションセンサ(ZMP製,1セット)
- Kinect(Microsoft製,2台)
- LEAP Motion(1台)
- 屋外用測域センサ(北陽電機:UTM-30LX-EW,1個)
- 屋内用測域センサ(北陽電機:URG-04LX-UG01,1個)
- 視覚実験用顎台(1台)
- 視覚実験用タッチパネルディスプレイ
- 数値計算用ソフトウェア(LabVIEW,1ライセンス)
- カラープリンタ(OKI製,1台)
- 研究室サーバ(自作機,1台)
- 研究室専用の無線LAN親機(1台)
- ソファベッド
- 什器類
- ホワイトボード
- 電子レンジ(1台)
- 湯沸かしポット(1台)
- コーヒーメーカー(1台)
- クッキングヒーター(1台)
- 消耗品保存用の冷蔵庫(1台)
など
約束事
お互いの幸せのために約束事があります.配属前と配属後にそれぞれ3つずつありますので,必ず確認しておいて下さい.
配属前:(1)単位取得状況を確認して4年生時の履修計画について説明できるようにしておくこと.(2)プログラミング能力(プログラミング1・2のレベル)を身につけておくこと.(3)必ず研究室に面談に来て,教員や研究室の雰囲気,研究テーマと自分の興味とのマッチングなどを確認すること.
配属後:(1)研究室は綺麗に使うこと.(2)ゼミには必ず参加すること.(3)鍵の管理はしっかりすること.
おわりに
興味がある学生は山根の研究室まで.その他,メール(yamane@ics.teikyo-u.ac.jp)でも質問などを受け付けています.また,研究室のHPや研究室についてのページも参考になります.