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LD命令(ロード命令)には,アドレス参照型の2語長命令と2つのレジスタを指定する1語長命令があります. ロード命令は,アドレスで指定されたメモリの内容やレジスタの内容を,レジスタに代入する命令です.レジスタに値を入れることをロードと言います.ロードした結果,FR(フラグレジスタ)に値が設定されます.
アドレスを参照するLD命令で,例えば,以下のように書きます.AAはDC命令で定義された定数のある場所のラベルを示します.AAはアドレスになりますので,アドレス参照型の命令であると言えます.
LD GR1,AA
この命令の動作は,GR1←(AA)と表現します.AAを()で囲むことに注意してください.()で囲むとxxの中身という意味になります.GR1にAAの中身を入れる(ロードする)という意味です.
2つのレジスタを指定するLD命令で,例えば,以下のように書きます.
LD GR2,GR1
この命令の動作は,GR2←(GR1)と表現します.GR2にGR1の中身を入れる(ロードする)という意味です.代入される方を先に書き,代入元を後に書きます.順序はアドレスを書くときと同じですね.
以下のプログラムをWCASLUのCASLモードで実行しましょう.
PRG START LD GR1,AA RET AA DC 5 END
AAで示されるメモリの内容がGR1にロードされることの他,フラグレジスタが設定されることを以下のようにして確認しましょう.
以上のことが確認できたら,次に進みましょう.