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2003.10.26

CASLU & COMETU

Lesson 4 比較命令と分岐命令


分岐のしくみ

CPUでは,分岐はどのように行われているのでしょうか.

先ほどと同じ以下のプログラムをWCASLUのCOMETモードで実行してみましょう.

PJMP	START
	LAD	GR1,5
	JUMP	SKIP
	LAD	GR2,7
	ADDA	GR1,GR2
SKIP	ST	GR1,ANS
	RET
ANS	DS	1
	END

次に実行すべき命令はPR(プログラムレジスタ)に入っています. 分岐命令を実行すると,送出されたアドレスがPRに送られ,PRの値が変わりますね. 次の命令の命令取り出しサイクルでは,そのPRに入っているアドレスから命令が取り出されます.
下の図のように,アドレス送出サイクルでは,PRの値はまだ002416で,JUMP命令の次のLAD命令を取り出す準備ができています.
命令実行サイクルでは,送出されたアドレスがPRに入っています.これで,次は002716番地の命令を取り出すことになるわけです.

分岐命令は,「飛び先のアドレスをPRに入れる」ことで分岐を行っているのですね.