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CPUでは,分岐はどのように行われているのでしょうか.
先ほどと同じ以下のプログラムをWCASLUのCOMETモードで実行してみましょう.
PJMP START LAD GR1,5 JUMP SKIP LAD GR2,7 ADDA GR1,GR2 SKIP ST GR1,ANS RET ANS DS 1 END
次に実行すべき命令はPR(プログラムレジスタ)に入っています.
分岐命令を実行すると,送出されたアドレスがPRに送られ,PRの値が変わりますね.
次の命令の命令取り出しサイクルでは,そのPRに入っているアドレスから命令が取り出されます.
下の図のように,アドレス送出サイクルでは,PRの値はまだ002416で,JUMP命令の次のLAD命令を取り出す準備ができています.
命令実行サイクルでは,送出されたアドレスがPRに入っています.これで,次は002716番地の命令を取り出すことになるわけです.
分岐命令は,「飛び先のアドレスをPRに入れる」ことで分岐を行っているのですね.