インデックス修飾とループ処理を利用したプログラム例 解説

前のページの設問について解説します．

SUM	START
	LAD	GR1,0		;GR1を初期化：GR1 ← 0 
	LAD	GR0,0		;GR0を初期化：GR0 ← 0 
LOOP	ADDA	GR0,DATA,GR1	;GR0にDATA[GR1]の値を加算: GR0 ← (GR0) + (DATA +(GR1))
	ADDA	GR1,CONST1		;GR1を1増やす： GR1← (GR1) +(CONST1)
	CPA	GR1,N		;GR1を(N)と算術比較
	JMI	LOOP		;負なら，つまり(GR1)＜(N)なら，LOOPに戻る．
	ST	GR0,ZZ		;GR0をZZにストアする: ZZ ← (GR0)
	RET
ZZ	DS	1
CONST1	CD	1
N	DC	5
DATA	DC	5
	DC	3
	DC	8
	DC	9
	DC	7
	END

• 何を行うプログラムか→　DATAに定義されている整数値の合計を求めるプログラム．
• GR0の役割はなにか→　合計の値を求めるために使われている．最初に0がロードされ，ADDAで，(DATA+(GR1))が加算されていますね．
• GR1の役割はなにか→　現在のところ何回繰り返したかを表すカウンタであり，DATAから何番目の値を加算するかを示すポインタの役割をする．ポインタの役割を果たすために，インデックス修飾を用いている．高級言語の配列の添え字のような役割をしている．
• Nには何が定義されているか→　データの数が定義されている．
• DATAには何が定義されているか→　合計を求める対象となる整数値が定義されている．