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2003.07.03

WCASL-II

CASLU & COMETU Simulator for Windows

Since 2001

COMETシミュレート

COMETシミュレートウィンドウでは1つ1つの命令の実行過程,すなわち,命令取り 出しサイクル,命令解読サイクル,アドレス生成サイクル,命令実行サイクルを詳細に トレースします. COMETLシミュレートを選択すると,以下のようなウィンドウが現れます. (この図では,サブウィンドウを最大化しています.)

以下のようなレジスタやユニットがどこにあるか,それらの関係を確認しておきましょう.

レジスタ

COMETUは,以下のようなレジスタを持ちます. レジスタとは,CPUが処理を実行するために、一時的にデータを格納しておくデータの入れ物のようなものです. これから演算を行なうための数値や,演算実行後の結果,現在実行している命令のメモリアドレス、CPUの状態などを格納しておきます.

レジスタ以外のモジュール

レジスタ以外には以下のようなモジュール(構成要素のこと)があります. 多くのレジスタ及びメモリのアドレスと値は16ビットです. 図では,その値を4個の16進数で表現しています.

トレース

ステップ実行を行うと,レジスタやバスにおけるデータの転送が赤色で示されます. また,マクロ以外の命令は一通りトレース可能です.IN, OUT などのマクロ命令は実行はされますが,命令実行サイクル の詳細な様子はトレースされません.


Hiroyoshi Watanabewcasl@ics.teikyo-u.ac.jp